『商売は「笑売」』
昨年を表す漢字は『暑』でした。応募者が『暑』を選んだ理由としては、記録的な猛暑、その対策の支出と野菜価格の高騰が消費者の生活を直撃、いつまでも続く『酷暑』に地球温暖化の警鐘を感じたなどが挙げられるそうです。一転して年始からの局地的な大雪、そして3月11日に起きた東日本大震災では東北地方中心に津波による未曾有の被害が連日報道され、今まで経験したことの無いようなことが起こっております。自動車整備業界も例外ではなく、近年ますます厳しくなり、自動車整備白書のデータをみると総整備売上高は減少傾向が止まらない状況です。
そのような先の見えない世の中だからこそ笑顔が大切だと考え、本年度のテーマに私は『商売は「笑売」』を掲げます。商売は“商い”ともいいます。おもしろくておもしろくてしかたないから、“商い”(飽きない)のです。いつもおもしろいから笑顔が絶えません。だから『商売は「笑売」』なのです。笑顔が絶えないと「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「毎度おおきに」などの言葉が活発になり、会社の活性化にもつながるのではないでしょうか。
我々中小企業だからこそフットワークの軽さ、アットホームな雰囲気を活かして、「車のかかりつけ医」になるためには笑顔こそが最大の武器になると考えます。
私は滋賀県自動車青年会議所を、「笑売」する企業や人の集まりにしていきたいと考えます。社内では縦のつながりが主ですが、当会議所内では横のつながりを築き、同年代のメンバーが活発で前向きな議論や交流・情報交換をし、お互いが抱える商売についての悩みや問題点を解決していくことで、強い団結力が生まれ、お互い笑いあえる仲間になるに違いありません。そして、そのつながりを拡大することで笑売繁盛(商売繁盛)に繋がると確信いたします。
本年度は、自由に議論できる総会・理事会を運営する総務委員会、「車のかかりつけ医」として信頼していただき我々も楽しく儲けられる方法を考える事業を行なう笑売繁盛委員会、会員拡大を目的とし滋賀県の整備事業者に当会議所を広くアピールすることと、メンバー間の結束を固めるための事業を行なう広報・交流委員会の三委員会と本年度の近青協親睦会を企画・運営し、来年度担当する近青協合同例会の準備を行う近青協準備委員会で組織を構成し活動します。メンバー一人一人が滋賀県自動車青年会議所を盛り上げるべく活動していきましょう。
最後になりましたが、この通り何分未熟者でございます。先輩諸兄の皆様のより一層のご指導と、全メンバーの絶大なるご協力を切にお願い申し上げます。
平成23年4月
滋賀県自動車青年会議所
第27代理事長 青木 崇
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