CS(Challenge
Spirit)で
(Customer Satisfactionを)!!
新しい年を迎えたものの、小泉首相の掲げる「構造改革」は遅々として進まず、景気が良くなる気配は見えず、先行きの不透明感から株価も低迷を続けています。
我々の業界を見渡してみた時、全国の車両保有台数も7450万台でその伸び率も微増にとどまり、整備売上高及び単価とも、デフレや規制緩和の影響で減少傾向にあります。加えて、業種の垣根を越えた、異業種参入の波は、我々の先行きを益々不透明なものとしています。
車を取り巻く社会環境が変化してきた今日、従来の手法や考え方で経営を行っていては、必ずしも「勝ち組」に残れるとはいい切れません。そこで、今年度のスローガンをCS(Challenge Spirit)でCS(Customer
Satisfaction)を!として、何か新しいことに挑戦することで、お客様に満足を与えようと言うことを考えて行きます。企業が崩壊する条件には、トップが護身に走ったり、商品寿命を知らないことが挙げられますが、優良と呼ばれる企業は常に新しい市場開拓と研究を行っています。そして視線は常にお客様に向け、そのニーズを的確に捉えなければいけません。そのニーズは十人十色で画一的ではありません。そこに我々が生き延びて行くヒントが隠されていると思います。
本年度は、具体的な組織として、総務・事業・経営の3委員会とし、昨年にも増して、活発な理事会や委員会活動にしていきます。理事会出席率を高める為、開催時間や場所の選定についても柔軟に対応していきます。昨年のテロ事件のとき「Show The Flag」の言葉が脚光を浴びましたが、アメリカでは慣用的に「あなたの立場や意見を示してください。」と言う意味で用いられているそうです。すべての会議において、メンバーの活発な意見交換をお願いします。それともう一つ大きな事業として会員の拡大を目指します。今後SAJCが20周年、25周年と歴史を刻んでいく上で今必要不可欠な事と認識しています。最低でも5名の入会を目標とします。メンバーのご協力を切にお願いします。
本年2月には、我々の母体である整備振興会が50周年を迎え、記念式典も盛大に行われました。これは、ひとえに先輩諸兄の努力の賜物と敬意を表したいと思います。今後の50年は、我々が中心になって活動していかなければ、その存続や発展もないでしょう。この様な節目の年、更なる躍進を目指してがんばっていく覚悟ですので、前稲垣理事長にも増しての、御支援・御協力をお願いしまして理事長方針とさせていただきます。
平成14年4月
滋賀県自動車青年会議所
理事長 中川 勝弘 |